メルヘンおじさん(2020・4・11)  成川 順

土佐市ドラゴン広場近くの空き地では、桜が満開であった。と言っても、造花である。風車を孫に買ってやろうと思って車を停めたのだが、風車を引き抜こうとすると、「売り物じゃないかがやき」と叱られてしまった。
高知市在住のメルヘンおじさんは、趣味でこんなことをしているのだという。何を売っているということではなく、ただ、空き地に車を停めてその周囲に造花を咲かせ、風車で飾り、造花の間にお面や人形を並べているのであった。「人形に人間を見せたやっているのだ」と言う。
県庁を定年退職し、今は月16万の年金をもらって悠々自適のメルヘン生活ということらしい。家には、これの10倍くらいも造花を集めていると言う。どうでもいいが、独身らしい。